PINTURA ORIENTAL – Introducción al bambú
日本での書道クラスについて(パート1)

日本での書道クラスについて(パート1)

私が書道家の疋田雅夫先生と出会ったのは、日本でも書道のクラスを受けたいと3年前に日本を訪れた時でした。 その後、また京都に来た時に先生に会いに行きました。先生は仕事場でもあるご自宅で歓待してくれました。その時、私にはスペインの自分の生徒たちを連れて、日本で書道のクラスを受ける研修旅行の構想がありました。そして、その旨を疋田先生に相談したところ、先生は、何のためらいもなく書道クラスを引き受ける返事をしてくれました。そして、それからさっそく研修旅行の準備が始まりました。同行する生徒を決めることから始まり、友人の昭子と礼子の助けも借り、約一年この旅行の準備に力を尽くしました。また、日本での滞在期間を無駄にしないよう、書道や水墨画などに関連する墨や筆、紙などの製造元の見学も盛り込みました。そこでの体験話しは、またの機会で紹介したいと思っています。そして、ついにこの一年の努力が実る日が来ました。参加者全員一生忘れられない15日間の旅の始まりです。  スペインからの長時間の旅を楽しく過ごし、10月最終の日曜日、日本に到着。翌日の朝、昭子と京都駅で合流。彼女はこの日本での書道クラスでの通訳も引き受けてくれたので、その日、私たちと一緒に疋田先生の自宅兼仕事場に向かいました。私はこれから書道のクラスを受けさせてもらう、素晴らしい先生のご自宅を見た時の生徒たちの驚く顔を想像しながら、一刻でも早く着きたいという思いで、はやる胸の内を抑えきれない状態でした。私が一年前、ご自宅を訪問させてもらった時に感動したように、きっと生徒たちも同じように感動するだろうと想像していました。先生のご自宅は300年の歴史を持ち、リフォームはされているものの、日本の伝統的な建築様式をそのままに残しています。門をくぐると、ご自宅と同じほどの歴史を感じさせる梅の木が目に入ります。そして、玄関ののれんの向こうには、疋田先生と先生の奥様、ひろこさんが笑顔いっぱいで待っていてくれていました。 玄関の壁には書道の作品がいくつか飾られており、脇には古代中国風の彫刻がされた調度品、また季節に合わせた生け花が秋を感じさせ、玄関だけでも私たちの目を楽しませてくれます。それから私たちは大きな居間に案内されました。居間の床は絨毯敷きで、大きな仏壇二つが目に入ります。一つは先生のご先祖のためのもの、もう一つは先生の師である殿村藍田氏のためのものです。それから私たちは、後で各自自己紹介をすることになる居間のテーブルの周りに落ち着きました。日本では一般の礼儀として自己紹介が行われます。私たちは旅行の準備期間中に、それが全員日本語でできるように練習してきました。そのことは、疋田先生が生徒一人一人を知るきっかけになっただけでなく、先生に日本の習慣を尊重したいという、私たちの意識を理解して頂く助けにもなったんではないかと考えています。そして床の間があり、中庭が見える茶室でひろこさんの美味しい抹茶を頂きました。それから、先生に喜んで頂きたいと各自持参した贈り物の小さい贈呈式をさせてもらいました。菓子類、ワインやリキュール、チーズ、スペイン伝統のお菓子(トゥロン、ポルボロン)、イベリコ豚の生ハムなど、長旅にもめげず無事に私たちと一緒にここまで到着。そして見事、先生やひろこさんをサプライズさせることに成功。喜んで頂けてほんとに良かったです。 ひろこさんが居間の片付けをしている間、先生は私たちを玄関と居間の間にある小さな部屋に案内してくれました。その部屋は、先生の仕事関係の品である昔の中国の石のコレクションなどを納めるためのものでした。扉横にあるガラスのショーケースには、印を彫刻するための、たくさんの石が細かく分類されて収納されていました。その光景は見るものを魅了します。この機会を利用し、私たちはその石たちの産地や用途について質問させてもらいました。先生は私たちに説明しながら、書道には欠かせない硯のコレクションも見せてくれました。書道家であり、中国の古典作品と強い繋がりを持つ疋田先生は仕事柄、何年も中国へ通っており、歴史的、芸術的に貴重なものも入手されています。すでに入念に彫刻され色づけされているものも、元来、中国のとある川で長い年月を過ごしてできた貴重な石であると知ると、東洋の人たちがなぜ筆、紙、墨に硯も加え、”文房四宝”と名づけたか想像できます”。 まだ一時間しか先生のご自宅にいないのに、すでにどれだけのことを学んだことか。 まだまだ私たちは今見ている光景に驚いているところでしたが、上の階の仕事場へ案内されました。上の階は小さいオフィスと個人用の仕事場もある疋田先生の仕事専用のスペースになっています。私たちは一列になり少し急な木の階段を上がりました。廊下の側面には書籍が並ぶ棚があり、その棚は私たちがこれから数日クラスを受ける部屋まで続いていました。 私たちがここで入ってくる全ての情報をまだ吸収、消化しきれないうちに墨の香りがしてきました。その香りは、これから始まる日本での書道のクラスを前に、少々緊張気味の私たちをリラックスさせるいい効果をもたらしてくれました。この教室となった仕事場にあるものは全て、疋田先生の書道と水墨画の勉強、研究に捧げた人生の象徴であり、その蓄積されたものを見た途端、私は今にも筆を手に何時間も文字を書きたいという衝動に駆られました。部屋の角を守るように陣取っているのは、人の背丈ほどある高さの筆掛けです。疋田先生は複数の中国の筆、墨などの工場の顧問も勤められていて、先生の仕事場には商品にしていいかどうかを調べるための、たくさんの種類の筆の見本があります。ありとあらゆる太さの筆、いろんな動物の毛の筆、また、鳥の羽やその産毛の筆や、竹の先を潰し、その荒っぽい繊維を使って筆にしたもの等々。  そこでまた私の目を引いたのは、疋田先生の師、殿村藍田氏の作品を保存するためにとられた一角のスペース。疋田先生は師の作品の管理もされており、多数の巻物、掛け軸、裏打ちなどの仕上げがまだされていないものも、古代中国風(本当に中国製かもしれません)の大きな木の棚に所狭しと収められていました。その前には高さが違う箱類、紙の小包や書籍などがあり、まるで棚を支えてるかのようにも見えました。 これから私たちが使わせてもらうスペースには、床用の低い長テーブルと背の高い長テーブルが一つずつありました。それらは、この到着したてのワクワクドキドキの12人の生徒が使うには十分すぎるほどの大きさでした。ほぼ黒色にも見える濃紺の下敷きの上には、必要な書道用具がすでに準備されてありました。疋田先生は最初の課題の説明をし始めました。先生は私たちが来る前に何種類か、課題の文字を用意してくれていたようです。昭子がそれを私たちに見せながら通訳してくれました。私たちはその意味からや、字形的に気に入った文字を各自選ばせてもらいました。それらは禅語に関係する文字や言葉で、全て扇形に描かれた枠の中に楷書で書かれていました。それぞれが自分が書く文字を選んだ後、疋田先生は楷書体にも色んな書風があることを実際に書きながら説明してくれました。それらの書風には、はっきりした名称はついていないんですが、歴史的に中国のいくつかの王朝時代にその書風が発展したことから、その王朝時代の字形と呼ばれているそうです。私たちは現在の楷書体しか学んでいなかったので、とても興味深く、また、先生からその書風の違いで今までと違う筆の持ち方があると教えてもらい、それぞれの点画を書くための正しい腕の位置や、体の動かし方も教えて頂きました。 完全な静けさの中で皆、それぞれ自分の課題に取り組み、2時間後、一人ずつどの字がよくできたか選んでもらうため、先生のところに行きました。後にそれぞれが自分の作品を返却してもらった時、その作品には各自の印が押されていました。それらの印は、先生自ら石を彫って作ってくれたものでした。疋田先生は、私たちがまだスペインにいる間に、私たち一人一人に、好きな漢字一文字を選ばせていました。私たちはこの印を各自の雅号の印のように使いたいと思っています。翌日、先生は、仕上げがされた私たちの作品を見せてくれながら、実はこれらの作品を掛け軸にし、先生の水墨画も書き添えて、毎年一月に先生が主催する書道の展覧会に、他の生徒さんたちの作品とともに出品したいと言ってくれました。先生の通常の生徒さんたちのグループに加わり、日本の書道の展覧会に参加できることになるとは、なんと光栄なことか。私たちは嬉しくて、胸がいっぱいになりました。 まだまだ長旅の疲れを感じていましたが、クラス開始して間もないのに、すでにたくさんの感動とやる気を与えられ、その夜、私たちは興奮してなかなか寝付けませんでした。

Clases de shodo en Japón – Parte V

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Clases de shodo en Japón – Parte IV

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Clases de shodo en Japón – Parte II

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Clases de shodo en Japón – Parte I

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PINTURA JAPONESA – Curso de iniciación
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